【即実践できる】初めての台所育児|野菜や果物を使った6つの簡単指先トレーニング

知育
COCOママ
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こんにちは。COCOママです。
今回は、実際にわが家でもおこなっていた。身近な野菜や果物を使った、即実践できる台所育児の方法を公開します!

”台所育児”は、指先のトレーニングになる要素がたくさんあります。指先トレーニングと聞くと、知育道具が浮かぶ方も多いと思いますが、知育道具って結構高いんですよね。しかも、買ったところで遊んでくれるか分かりません。台所育児なら、低予算で親子一緒に楽しめる要素がたくさんあって、同時にごはんの下ごしらえなんかも可能なんです。ママにとっては一石二鳥ですよね!

この記事で紹介している方法は、良くスーパーで見かける大変身近な食材ばかりを取り上げているので、即実践可能です!子ども用の包丁ももちろん不要なので、初めてでも不慣れでも問題ありません。ぜひ、お試しくださいね。

こんな悩みを持つママパパにオススメ!
  • 台所育児してみたいけど、何から始めたらいいか分からない!
  • おもちゃを買わなくてもできる子どもの指先トレーニング方法を探している!
  • 食べることが大好きな子どもがいる!
  • ママが料理しているときに子どもがやりたがって困っている!
  • 子どもが偏食気味で、少し食べ物に興味を持ってもらいたいと思っている!

身近な野菜やくだものを使う5つのメリット

メリット
  • 手軽に本物に触れられる
  • 安い
  • 言葉のインプットや2歳前後で学ぶ概念を学ぶことができる
  • 力加減が分かるようになってくる
  • 食わず嫌いが減る

手軽に本物に触れられる

本物に触れることってとても大事です。図鑑や本でイラストや写真は見れるけど、そこにあるのは視覚情報だけ。でも、本物があると、五感をフルに刺激することができるんです!立体として物を捉え、手で触感を確かめ、においを直に嗅いで、かじってみたり潰してみたり、そうやっていろんな情報を感じ取って、脳に刺激をいっぱいあげることって、子どもにとってとても大切なことです。

安い

ママにとっては、とっても嬉しくて重要なことですよね!実際にその日の料理に使う食材や、おやつに出そうとしていた果物を使うので、かなり経済的です。

言葉のインプットや2歳前後で学ぶ概念を学ぶことができる

五感を刺激しながら、ママが時折説明したり、終わった後に振り返ることで、言葉のインプットにもなります。このときのポイントは、「手を動かしながら説明しないこと」です。やり方を見せる時は“見る”ことに集中させてあげてください。

また、野菜やくだものって、特徴がそれぞれありますよね。子どもにとっては色んな概念を学ぶ絶好の機会だったりします。食材名だけ教えるのは実にもったいないことです。

形・色・大小・長短・数”など、子どもが2歳前後で習得できるものばかりです。また、その時期の旬の食材を使うことで、”季節“を学ぶこともできますね。実際に私の息子も、1歳半頃から取り組んできた結果、2歳頃には、こちらが言う前に、「このトマト大きいね~」とか「ブドウまあるいね~」なんて、お話しをしてくれるようになりました。

力加減が分かるようになってくる

野菜や果物は、丁寧に慎重に触らないと潰れてしまったり、汁が出てきてしまったり、手が汚れちゃうんですよね。2歳前後のお子さんってわが子もそうなんですが、手が汚れるのを異様に嫌がったりしますよね。でも、触りたい、食べたい気持ちも強い、どうすればいいのかな?って何回もやっていくうちに、力加減を自分で学んでいきます。最初のうちはママは少し大変かも知れないですが、汚れる経験も大事ってことですね。

食わず嫌いが減る

わが家の場合ですが、この方法で野菜や果物に触れるようになってから、格段に好き嫌いが減りました。特に、今まで口にせず見た目だけで、嫌がっていた料理や食材も、自分で何かしら手を加えたものだと食べるようになりました。

子どもによってそれぞれだとは思いますが、「自分で出来た!」という達成感や、料理の工程が目に見えることは、食育の面で良い影響を与えてくれるはずです。

デメリットもある?

デメリット
  • 子どもの服や手、キッチン(テーブル)が汚れる
  • 直接口に入れてしまうと危険なものもある

あまり思いつかないのですが、一番はやっぱり、子どもが慣れるまでは、「汚れる」ってことですね。食材によっては、服に手、テーブル、イス、床まで周りにあるもの全て汚れる場合もあります。でも、最初のうちだけで、力加減が分かってくるようになるとそんなこともなくなってきますので、ご安心くださいね。

汚れる場合の対策は?

わが家では、こういった対策を取っています。
2歳過ぎてからは床は汚れなくなったので、現在は何も敷いていません。

POINT
  • 子どもの服装: 半袖or袖まくり。エプロンorスモッグ着用
  • テーブルの上: 台ふきん、お手拭き、ゴミ入れ(お椀にビニール袋で十分)を置く
  • 床: 新聞紙やいらない紙、タオル等敷いておくと片づけしやすい

ここで親がイライラしないポイントは、テーブルが汚れた場合や手が汚れた場合は、自分で拭けるように教えることです。笑顔で、「汚れたら拭けばいいんだよ。」と言ってお手本を見せる、それだけです。そうすることで、だんだんとこぼしても自分で掃除してくれるようになります。むいた野菜の皮等も、あらかじめゴミ入れを用意しておくことで、「この中に入れるよ。」と教えてあげると、自分で捨てるようになってきます。

【食材別】即実践できるお手伝い

トマト

  • 難易度: ★★
  • 方法: ①トマトを洗う。②トマトのへたを取る。③ヘタをゴミ入れに捨てる。④お皿にのせる。
  • 必要な道具: トマトを洗うためのボール、ヘタを入れるゴミ入れ、ヘタを取ったトマトを入れるお皿


最初は力の入れ方や持ち方が難しくて、葉がバラバラで取れていたのが、何回か練習すると1度でへたごと取れるようになります。大きいトマトはかたくて取りにくいので、ミニトマトがオススメです!

<応用ポイント>
この後、家族分のサラダを盛り付けてもらうのもいいかも!
(手掴みでもいいし、スプーンやトングの練習にも良いよ)

レタス

  • 難易度: ★★★★
  • 方法: ①レタスを洗う。②レタスをちぎる。③お皿にのせる。
  • 必要な道具: レタスを洗うためのボール、ちぎったレタスを入れるお皿


簡単そうに見えて「ちぎる」動作って結構難しくて、最初は力いっぱい引っ張ろうとするかもしれません。ママが始める前にゆっくりちぎってお手本を見せてあげると徐々に上達していきます。それでも難しそうな場合は、ママが少し最初の部分をちぎっておいてあげるとやりやすいです。

<応用ポイント>
葉物はまだまだ食べづらいので、卵と一緒にスープにしてもいいかも!
(鍋でゆでる前と後でレタスがどう変わるのか、ぜひ観察させてあげてね)

玉ねぎ

玉ねぎの皮をむいている様子
玉ねぎの皮をむいている様子
  • 難易度: ★★★
  • 方法: ①玉ねぎの皮をむく。②むいた皮をゴミ入れに入れる。③むきおわったらお皿にのせる。
  • 必要な道具: 皮を入れるゴミ入れ、玉ねぎをのせるお皿

玉ねぎの皮は茶色くて中身と色の違いが分かりやすいので、子どももゴールが分かりやすいです。最初は難しいので、先端の部分はママがやってあげてもいいと思います。

<応用ポイント>
包丁で切った断面を見せてあげるのも楽しいし、どう調理していくかもぜひ見せてあげてね!

バナナ

バナナの皮をむいている様子
バナナの皮をむいている様子
  • 難易度: 
  • 方法: ①バナナの皮をむく。②皮をゴミ入れに捨てる。③バナナをお皿にのせる。
  • 必要な道具:ゴミ入れ、バナナをのせるお皿

先端の茎を折るところが子どもは意外と難しいです。まずは皮をむくところからなので、最初は茎の部分は補助してあげるのが良いかもしれません。

<応用ポイント>
上手にむけるようになってきたら、手でバナナを半分に分けてみたり、バターナイフのようなとがっていないもので、切る練習を一緒してみるのも良いかも!

巨峰・マスカット

巨峰をむいている様子
巨峰をむいている様子
  • 難易度: ★★
  • 方法: ①巨峰・マスカットを洗う。②茎から取る。③皮をむく。④皮をゴミ入れに捨てる。⑤お皿にのせる。
  • 必要な道具: 洗う用のボール、ゴミ入れ、巨峰・マスカットをのせるお皿

巨峰やマスカット等の少し大きめの粒のものを用意しましょう。ここで一点注意してほしいのが、むいた後、口にそのまま入れてしまわないように注意してください。そのまま食べると窒息の可能性があるので、全部むき終わった後、ママが調理ばさみ等で小さく切ってから食べてもらうようにしてください。

みかん

  • 難易度: ★★★
  • 方法: ①みかんの皮をむく。②皮を捨てる。③みかんをお皿にのせる。
  • 必要な道具: ゴミ入れ、みかんをのせるお皿

最初は、むくのに一生懸命過ぎて、高確率でむきながら反対の手で握り潰してしまうと思います。(わが家がそうでした。笑)数回経験すると力加減が分かってくるので、ママは手を出さずに、子どもに最後までやらせてあげてください。握りつぶすのも勉強のうちと思って、ぐっとこらえてください。

実践時の5つのポイント

台所育児の実践時、どの工程にもどの食材にも、共通する重要なポイントがあります。最低限これさえ頭に入っていればなんとかなると思います。あとは、それぞれの家庭の状況に合わせてやりやすい方法に変えていったり、他の食材でもできそうか、親子でいろいろとチャレンジしていきましょう。

POINT
  • 必ず最初にお手本を見せる!
  • できなくても、汚れても、怒らない!
  • すぐ手を出さず、ぐっと我慢!
  • 終わった後は、一緒に美味しく食べる!
  • 「ありがとう」を伝えよう!

必ず最初にお手本を見せる!

初めに、ママが必ずお手本を見せてください。コツは、遅すぎるんじゃないかっていうほどゆっくり見せること!見せている間は、口頭で説明しないようにしてください。話すのは、見せる前や終わった後にしましょう。

できなくても、汚れても、怒らない!

せっかく用意したのにいまいち子どもが乗り気じゃなかったり、お手本と全く違うことをやり始めることって1、2歳の子ならよくあることです。そんな時は怒ったり無理強いしたりせずに、「じゃあ、今日はママがやるね~!」とさらっと流すようにしましょう。

すぐ手を出さず、ぐっと我慢!

汚れたりぐちゃぐちゃになったりしてくると、つい手を出したくなっちゃいますよね。そんな時は、子どもの顔を見てみてください。集中して取り組んでいる場合は、そのまま続けさせてあげてください。きっと、困ったときやママに助けてもらいたくなったら、ママの顔を見たり声をあげたりするはずですので、それまで待ちましょう。

終わった後は、一緒に美味しく食べる!

子どもの達成感にも繋がるし、どういう過程を経て食べることができるのか、勉強にもなります。野菜等はすぐじゃなくてもいいので、その日の夕食に使うなどしてあげて、食事の時、「今日お手伝いしてくれたお野菜だよ~」なんて声掛けしてあげると、子どもも嬉しくなり、いつも食べない食材でもその日は食べてくれるようになるかもしれません。

「ありがとう」を伝えよう!

必ず感謝の気持ちを伝えましょう。「お手伝いしてくれたから、楽しくお料理ができたよー!ありがとう!」等、なんでもいいと思います。あなたが手伝ってくれたおかげでママは嬉しいのよということが伝わると、子どもも、またやりたい!という気持ちが芽生えやすいです。

まとめ

「台所育児」や「料理のお手伝い」と聞くと、どうしても、包丁を使ったり火を使ったりと、1、2歳の子どもには難しい工程が思い浮かびますが、まずは下ごしらえから入るのが一番です。いろいろな食材に触れて刺激を受け、指先をたくさん使って発達を促し、そうやって少しずつ小さなお手伝いを積み重ねていくうちに、あっという間に上達していくことと思います。

初めは触ってお話しするだけだっていいんです。無理のない範囲で、ぜひ親子で楽しい台所育児の第一歩を踏み出してみてください。

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